症状別対処法 (こちらは後半ページです)

〔  項目  〕

・情熱がなくなったと感じる
・孤独感を感じることがある
・頻尿
・適応能力がない
・感情が高ぶり、まわりにあたってしまう
・眼精疲労、首や肩こり
・決められない


情熱がなくなったと感じる

年老いた…と思うことも含みます。最近では年齢が若くても覇気のない人が多いと言われますが、覇気、情熱というものは年齢に比例するものではないと感じます。
これらは、ホルモンの分泌とも関係が深いです。ホルモンの分泌というとどうにもできないと思うかもしれませんが、臍下丹田を鍛えることによって、変化を体験することができるかもしれません。
(臍下)丹田…ヨーガに興味のある人は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。例えば、姿勢を調えようとしたとき、丹田が無気力では成り立ちません。体の中心(丹田、腹)が据わることで、心も安定します。(腹が据わる…という言葉は精神的なことを表しますね)
逆に、腹がふにゃふにゃしていると、覇気をなくし、情熱を失い、意思があやふやになります。

孤独感を感じることがある


孤独感とは、何を表しますか?友人がいない、理解してくれる人がいない、話し相手がいない、寂しい、生きている意味がわからない、頼れる人がいない、自分を頼ってくれる人がいない、子が離れていく…など、もしかしたら誰かへの依存や執着が、孤独感へと姿を変えているかもしれません。
厳しいようですが、自分自身の自立を促すことに挑むタイミングだとしたら、孤独の理由と向き合うために、腰を落ち着かせ、腹を据えて、自らを調えることにチャレンジしてみましょう。ヨーガもおすすめです。

頻尿


緊張するとトイレに行きたくなる…というように、尿は自律神経のバランスと関わりが深いです。なので、頻尿と同時に不眠や寝付きの悪さなども現れているかもしれませんね。
また、神経をすり減らすタイプ…つまり他人に気を使いすぎる人は人間関係のストレスから、これらの症状が出る場合があります。

自律神経のバランスを調えるためには、昼夜のリズムを大切にしたり、過緊張からの解放、リラックス体験、背骨を動かしたり、脚のストレッチも有効です。

適応能力がない


"環境に適応できない" 適応障害などという言葉をよく聞くようになりました。これはすごく複雑な症状名だなと感じます。本人は「適応できない」と感じてパニックになったり、頭痛が起きたりしますが、その前提に「適応しなくちゃ」という気持ちが焦っている…としたら、その気持ちの空回りが障害などと言われるわけです。
人はそのままの状態ですでに環境に合わせて生きることができますが、過剰に反応したとき(例えば、他人の反応を気にしすぎたり、警戒しすぎたり、合わせようと自分を操作したりする)ストレスを感じます。ストレスへの対応には、ここまでの項目を振り返ることでも方法が見つかるかもしれません。

難しいですが、過剰に適応しようとしないこと。
その心理状態に至った過程を丁寧に振り返るため、必要なサポートを借りるのも大切だと思います。

感情が高ぶり、まわりにあたってしまう


感情は人間らしいものです。その感情が暴走してしまうことは精神的な病。全身疲労や吐き気を伴うこともあり、生きる力をすり減らします。自分や周囲の人が適切に対応する必要があり、放置してはいけません。簡潔に対処法を書くこともできません。「症状」ページの全ての項目を読んで、可能なところから時間をかけて取り組み進めてみましょう。適切な指導者のサポートも借りることも視野に入れましょう。

眼精疲労、首や肩こり


これらはとても日常的な症状かもしれません。これは、姿勢不良によっても起こりうるし、全身のエネルギー不足によって十分なエネルギー配分ができないことでも起きます。自分の体に十分な活力を得るにはどうすればいいのか。そんな基本のことを振り返ることを促してくれます。


決められない


決断力がない。誰かに決めて欲しい。
精神的な強さと自他共に充実した信頼関係があってこそ、人は"決める"ことができます。また現代背景には、責任回避が主流で、誰かのせいにすることに慣れています。「自分で決める」「自分で責任を取る」ことができるようになりたいと望み、心の強さを養うことを始めましょう。これは根気が必要です。長期的に取り組むことも気長に受け入れ、自分の変化に気づきながら、一歩一歩進みましょう。