実際の話。
過去に、国の生産性をあげるため、
働く人を増やそうとして、こどもをたくさん産み、しかし子育てに時間をとらせては労働力が減ると、こどもたちを三十万人も収容所に集めていた国があった。
こどもたちには着るもの、食べるもの、住む場所は与えられていたが、毎年1/3が死んでいったそうです。
なぜか。
ちょっと風邪を引いただけでも死んでしまったのだという。
病気に抵抗して生き抜くための強い気持ちや生命力がなかったらしいと。
また、こんな人体実験もあるそうだ。
生まれたばかりの赤ん坊を施設に入れ、
母乳を与える以外は話しかけたり触れたりすることを禁止した。これは、言葉を聞くことなく育ったこどもが何語を話すのか調べるための実験。
だが結果はでなかった
なぜなら
どの子も話ができるようになる前に死んでしまったから。
辻信一さんの本、「ゆっくりでいいんだよ」からの抜粋です。短縮のため一部書き加えながら書き出しました。
何が問題で
何が不足して
何が大切なのか
過去の時代の大きな過ちが示した事実
今の時代が、2020年にも繰り返している事実
それから目を背けないとしたら…
本の中でこの文章の次に続くのは
「愛とは時間をムダにすること」
ショッキングな事実部分を抜粋しましたが
この本では、時間というものが話題の対象となります。
急ぎなさい
早くしなさい
経済成長に思考を奪われた我らは
作物の成長すら待てず
より多く搾取するために余白を消し
ぎゅうぎゅう詰めにすることを良き選択とした
結果として起きることには薬で対処し
あらゆるものをコントロールしようとし
決して、もともとの「ゆっくり」営むリズムに戻そうとしない。
いくら時短して
効率よくしても
余った時間は何に奪われている?
本、読んでみてくださいね。
私もまだ半分しか読んでないし
続き読みます♬