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私たちが備えるもの。

地震。台風。
大きな力で動くそれは、人の力の及ばないもの。

人は、やってくるそれを、受けるしかない。
時にのみこまれ、行き過ぎるを待ち、耐えるしかできない。


--- 備え。

それは物品を買いだめしておくことではなくて。

想像を超える状況にこの身が置かれた時、
恐怖に怯える心、動かなくなる体を
どうやったら落ち着かせることができるのかを
知っておく、体験しておくこと。


なんて、過酷な経験のない私が言ったところで、なんの現実味もないんだけど。
それでも、そんな状況にこの身が置かれたとき、何ができるかを準備し続けていたい。




目の前が真っ白の瞬間がありながらも、
混乱で体がビクともしない瞬間がありながらも、

例えば気づくまで時間がかかっても、
感覚が思い出し、ハッと、する瞬間に結び付けられるように。



まわりをみて、
自分をみて、

手のひらをみて、
胸の鼓動をみて、

呼吸をみて。

私は、何から取り戻すのか。

私に、何があるのか。

それをもう、みんな、わかるよねって。

ヨガの終わりにそう話すと
頷く姿がみられるの。




ヨガが教えてくれることはなんだろうって。

モドルで繰り返し経験したいことはなんだろうって。

今一度、感じてみよう。



わたしも、そうしてみる。

ここで伝えたいこと、分かち合いたいこと、今一度。

還 -MODORU-